今年度も2学期(9月中旬~11月)、コスモサイエンスコースの生徒(1年・3年)を対象に、外部講師による数学出前講義を実施しました。 実施日程・内容については以下の通りです。
平成30年度コスモサイエンスコース出前講義(数学)
日付 | 講師 (敬称略) |
講義内容(時間) | 学年 |
9月21日 | 堀部和経 | 「虚数の話」(100分) 虚数 ことはじめ iのi乗の話 |
3年 |
10月19日 | 堀部和経 | 「古典的面積計算と無理数」(100分) サイクロイドの面積 πとeが無理数 |
3年 |
10月11日 | 橋本行洋 | 「余りから見える数の世界-現象編-」 循環小数を資材に ダイヤル数、2等分和の性質、 フィボナッチ数列が現れる循環小数(50分) |
1年 |
10月22日 | 橋本行洋 | 「余りから見える数の世界-解説編-」 ・現象編の解説(50分) |
1年 |
11月6日 | 堀部和経 | 「江戸時代の数学」(100分) ・江戸時代の数学の紹介 ・30球模型づくり「算法助術」より |
1年 |
11月14日 | 堀部和経 | 「数学の基本・数える」(100分) (数学的帰納法に触れ) ・ピックの定理 ・オイラーの多面体定理と、サッカーボールの黒い部分 |
1年 |
今年度は大同大学堀部和経先生、愛知教育大学橋本行洋先生のお二人に講義をお願いしました。堀部先生は虚数・面積計算の成り立ち(歴史)や多面体定理についての考え方、橋本先生は数の並びや循環小数についての面白さ(不思議さ)を、分かり易く講義していただきました。
お二人の講義は、「計算して、問題を解く」流れの数学の授業とはひと味違ったアプローチを通して、数学の面白さ、見方・考え方に触れることができた有意義な講義でした。